みなさん、こんにちは!
アディーレの岩沙です。
毎日新聞に
「国サイト、最低賃金違反…7月以降66件」
との記事が掲載されていました。
http://mainichi.jp/articles/20161222/k00/00m/040/143000c
記事によると、国が運営する就職支援サイト「ハローワークインターネットサービス」で7月以降、時給が最低賃金を下回る求人情報が少なくとも66件掲載されていたとのことです。
最低賃金とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低額を定め、使用者は、その最低賃金額以上の賃金を労働者に支払わなければならないとする制度です。
最低賃金は毎年改定される可能性があり、
平成28年度の地域別最低賃金改定状況は以下の通りです。
地域別最低賃金の全国一覧
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/
なお、企業が労働者を最低賃金未満で働かせた場合は、50万円以下の罰金に処されます。
今回の記事で、衝撃的なのはハローワークという国が運営する求人で、最低賃金違反が散見されたことです。
もっとも、ハローワークの人が最低賃金を知らないことはあり得ませんので、単にチェック体制が整っていなかっただけでしょう。
信頼が揺らがないように、自動計算システムを導入するなど再発防止に努めていただきたいものです。